日本に数多あるファクタリング会社ですが、結論から先に述べれば、土日祝日含め、365日24時間即時入金対応をしている業者はありません。
表面上、24時間即時入金を謳っているファクタリング会社でも、その会社のQ&Aをよく読めば、「審査は24時間365日行っているのではない」とか「金融機関によっては入金が遅れる場合もある」など、但し書きが書かれており、要するに24時間即時入金対応を自ら実質的に否定しています。
一方で、多くの健全なファクタリング会社は、経営努力により申込みから最短で2~3時間以内での入金を謳っており、即時で売掛金を買取り入金できる態勢を整えています。
そこで本記事では、即時入金の対応ができる優良なファクタリング会社を5社取り上げ、その会社の特徴やサービスの概要、おすすめのポイントなど紹介します。
あわせて24時間即時入金対応含むファクタリング会社を選ぶときのポイントや利用時のコツ、注意点など詳しく解説します。
資金調達を急ぐ法人や個人事業主にはお役に立てる記事ですのでぜひご一読下さい。
24時間即時入金の対応含むおすすめのファクタリング会社5選
ファクタリング会社によっては平日のみならず、土日祝日にも対応している業者もいます。
そのため平日忙しくファクタリング相談や申込ができない方、土日祝日に急に資金が必要になった方でも、土日祝日に対応している業者があれば安心して利用できます。
しかし働き方改革や同業他社等の影響もあって、ファクタリング会社で土日祝日に対応している業者の数は決して多くありません。
一方で土日祝日に関係なく、事業を行っている会社も多くあるので、ファクタリングに対する需要はますます増加しています。
そこで「どのファクタリング会社なら土日祝日に対応しているのか?」「土日祝日に利用する場合のコツや注意点は?」等の疑問を解消するため、本記事では、土日祝日対応含むおすすめのファクタリング会社を3社ご紹介するとともに、業者選びから入金までのコツ、利用上の注意点など詳しく解説します。
PMG
基礎情報(PMG)
審査・入金スピード | 最短20分・最短2時間 | オンライン完結 | ○ |
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手数料 | 2%~ | 必要書類 |
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利用対象者 | 法人のみ | 営業時間 | 平日8:30~18:00 |
調達可能額 | 50万円~2億円 | 土日祝日対応 | あり |
取引形態 | 2社間/3社間 | その他 | - |
PMGのおすすめポイント
PMGはピーエムジー株式会社が運営している法人専用のファクタリング会社です。
毎月の買取り件数は1,500件を越える実績があり、安心して買取り依頼ができます。
他社からの乗り換え率は98%、顧客からのリピート率も96%と高く、多くの法人から支持されてます。
利用者が法人なら、買取り実績も豊富で顧客からの信頼も厚いPMGの利用がおすすめです。
またPMGは独立系ファクタリング業者として、即日対応・簡単審査に基づく売掛金の早期資金化を実施、最短2時間での資金調達サービスを提供しています。

QuQuMo online
基礎情報(QuQuMo online)
審査・入金スピード | 最短40分・最短2時間 | オンライン完結 | ○ |
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手数料 | 1%~ | 必要書類 |
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利用対象者 |
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営業時間 | 平日9:00~19:00 |
調達可能額 | 無制限 | 土日祝日対応 | なし |
取引形態 | 2社間 | その他 |
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QuQuMo onlineのおすすめポイント
QuQuMo onlineは株式会社アクティブサポートが運営している法人及び個人事業主に対応しているファクタリング会社です。
オンライン完結にも対応している上に、弁護士ドットコム監修の「クラウドサイン」を使いオンライン上で契約完結できて、情報が外部に漏れる心配がありません。
売掛金があれば、法人はもとより個人事業主からでも買取り可能であり、安心して申込して利用できます。
またQuQuMo onlineの資金調達スピードは他社比で遜色なく、平日の午前中に申込できれば、顧客の希望する日時や時間帯で資金調達が可能です。

ビートレーディング
基礎情報(ビートレーディング)
審査・入金スピード | 最短30分(審査)
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オンライン完結 | ○ |
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手数料 |
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必要書類 |
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利用対象者 |
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営業時間 | 平日9:30~18:00 |
調達可能額 | 無制限 | 土日祝日対応 | なし |
取引形態 | 2社間/3社間 | その他 | - |
ビートレーディングのおすすめポイント
ビートレーディングは株式会社ビートレーディングが運営しているファクタリング会社です。
ファクタリング業界のパイオニアとして、東京を中心に全国5か所に拠点を持ち、7.1万社以上の顧客と、累計の買取額も1,550億円以上など、安定した取引を行っています。(2025/03時点)
また専任の女性オペレーター制度も導入しており、利用先の経営者が男性でなく女性であっても気兼ねなく相談しやすい環境が整っています。
さらに売掛先が法人の売掛金を持っていれば、どのような業種でも利用可能であり、法人だけでなく個人事業主にも対応しているので安心して依頼できます。
加えて請求書ファクタリングだけでなく、発注書ファクタリングにも対応しているので利便性はとても高いです。
審査は平日9:30~18:00の時間帯で実施され、その後に買取り入金等の対応が行われます。
入金までのスピードは、オンライン完結で最短2時間、対面審査の場合でも最短当日入金が可能です。

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
基礎情報(一般社団法人日本中小企業金融サポート機構)
審査・入金スピード | 最短30分で審査結果&最短3時間で入金 | オンライン完結 | ○ |
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手数料 | 1.5%~ | 必要書類 |
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利用対象者 |
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営業時間 | 平日9:30~18:00 |
調達可能額 | 上限下限なし(取扱い実績3万円~2億円) | 土日祝日対応 | あり |
取引形態 | 2社間/3社間 | その他 | 非対面で契約まで完結 |
一般社団法人日本中小企業金融サポート機構のおすすめポイント
一般社団法人日本中小企業金融サポート機構は、一般的な株式会社と異なり、ファクタリング会社としては珍しい「非営利団体」としてファクタリングサービスを提供しています。
そのため買取り手数料も業界最低水準から対応でき、さらにシステム面で非対面でも契約完了できるので、申込みから最短3時間、即日でスピーディに資金調達が可能です。
さらに買取額に下限上限なく、少額の売掛金を売却希望の個人事業主から法人の大型案件まで対応できます。
関東財務局及び関東経済産業局長より認定を受けている「経営革新等支援機関」であるため、ファクタリング含む各種資金調達、資本政策、企業の財務・事業再生に係るアドバイザリー・コンサルティングもワンストップで利用できる便利な組織です。

JBL
基礎情報(JBL)
審査・入金スピード | 最短2時間で資金化 | オンライン完結 | ○ |
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手数料 | 2%~14.9% | 必要書類 |
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利用対象者 | 法人のみ | 営業時間 | 平日9:00~19:00 |
調達可能額 |
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土日祝日対応 | あり |
取引形態 | 2社間/3社間 | その他 | 電子契約締結(クラウドサインを活用) |
JBLのおすすめポイント
JBLは株式会社JBLが管理運営している独立系のファクタリング会社です。ファクタリングサービス以外にも各種コンサルティング業務も営んでいます。
JBLファクタリングは、セキュリティの高い弁護士監修のクラウドサインによる電子契約を導入した完全オンライン完結型のファクタリングサービスであり、取引の安全度において他社比優位性があります。
申込は24時間対応で、AIチャットボットから簡単10秒で申込でき、申込後もビデオチャットアプリで担当者と30分ほどの面談ができるので、JBLに初めて申込する方でも速やかに審査結果が得られます。
そのため申込みから最短2時間で売掛金の資金化が可能です。

24時間即時入金対応含むファクタリング会社を選ぶときのポイント
24時間即時入金対応含む、売掛金の資金化が早いファクタリング会社を選ぶときのポイントは以下の3つです。
オンライン完結で手続きの手間が少ない会社を選ぶ
申込して即日入金してもらうためには、システムとしてオンライン完結を導入していて、できるだけ手続きの手間の少ないファクタリング会社を選ぶのが良い方法です。
これまでの来店・対面型だと、双方の訪問や書類の準備に時間や手間が掛かることが一般的でした。
しかしオンライン完結を利用すると、申込・審査から契約締結まで全てWEB上で完結するので、上記のような手間や時間が省略できて、結果として入金も早くなります。
加えてオンライン完結だと、提出する書類の数も減らせる上に、提出も手元のスマホやパソコンから行えるので、仕事で忙しい会社経営者にとって大変便利です。
法人が申込するなら債権譲渡登記不要の会社を選ぶ
ファクタリングを資金の調達を急ぐ法人が申込するなら、債権譲渡登記不要を謳っている業者を選ぶのが良いでしょう。
債権譲渡登記とは、売掛金の譲渡を正式に証明する手続きのことをいいます。
ファクタリング会社が買取り条件に債権譲渡登記を付けてくると、手続きに手間が掛かり、即日入金が極めて難しくなります。
昨今、法律改正もあり債権譲渡登記不要の業者が増えていますが、買取り後の即日入金を望むなら、まずは債権譲渡登記を求めてくる業者を避けるのが良い選択です。
比較的審査が緩めのファクタリング会社を選ぶ
ファクタリングの利用では必ず事前の審査があります。その際、比較的審査が緩めの会社を選んで申込すれば、審査結果を得られるまでの時間が短縮され、即時入金も可能になります。
ただし一般的にはファクタリング会社は審査方針を公表していないので、初めての利用の場合、業者による審査の難易度は判断しにくいです。
そこで複数申込が活きてきます。
ファクタリング会社を複数申込すると、それぞれの業者の審査比較もできて、業者間の審査難易度が分かるようになってきます。
ファクタリングの利用は1回限りでないことも多く、このような業者比較は、次に利用する際、比較的審査が緩めの業者に申込できるようになるので、即時入金の向上につながってきます。
ファクタリング会社に即時入金してもらうためのコツ
ファクタリング会社に申込して、即時入金してもらうためのコツは主に以下の4つです。
申込前に審査の必要書類を準備しておく
ファクタリングでは審査が行われるのが一般的です。
そのため即時入金を希望するなら、あらかじめ審査に必要な書類を調べて準備しておくことが、売掛金を早めに資金化できるコツになります。
ファクタリング審査で必須の書類は、売掛金の存在を示す請求書、入出金の履歴や取引先との関係を示した銀行通帳のコピー、本人確認書類などです。さらにファクタリング会社によっては追加の提出が必要な書類もあります。
そこで事前の段階で必要書類を準備しておけば、面談や審査の過程で追加の書類を求められても、精神的に余裕があるので慌てることなく対応できます。
それが審査の早さに連動し、即時入金につながっていきます。
2社間ファクタリングなら即時の審査が可能
ファクタリング取引において、3社間取引でなく、2社間取引を選べば、売掛先に債権譲渡の承諾を得ずに取引を進められるので、業者も申込と同時にすぐに審査に入れます。
3社間取引に比べ2社間取引は手数料が高くなるデメリットはあるものの、資金調達を急ぐ場合には、手数料の高さより即時入金が優先されるので、その点で2社間ファクタリングを選ぶことは最適な判断といえるでしょう。
午前中に審査を受ければ早めの資金調達が可能
即時入金を希望する場合、午前中の申込がベストです。
祝祭日や深夜帯などの24時間即時入金は難しくても、平日の午前中、それもファクタリング会社が営業を開始したすぐに申込して審査を受ければ、早ければ申込して2時間程度で資金が得られます。
平日午前中なら、入金先の金融機関も通常営業しており、入金確認後にすぐに資金が確保できます。
これが午後遅くからの申込だと、審査時間の遅れでファクタリング会社によって金融機関の稼働時間内に振込み処理ができないケースも起こります。
できるだけ早めに、それも午前中に申込することが、即日入金につながることを覚えておきましょう。
大口の申込は避けて小口で申込すれば審査・入金とも早まる
即日入金を可能にするには、1件当たりの大口の申込は止めて、小口で申込すれば審査に掛かる時間を短くできて入金時間も早められます。
一般的に大口債券の買取りでは、貸倒のリスクが高まるので、審査がより慎重になる上に、決済で上席の承認が必要となるので余計に時間が掛かります。
一方小口債権の買取りでは、貸倒れリスクも下がり、審査時間は短くなって、担当者レベルで判断ができるようになることから、大口債券の買取りより審査結果が早く出て、即時入金が可能になります。
自社に小口の売掛債権が複数あるなら、別々のファクタリング会社に分けて買取り依頼をすることで総体的に資金調達スピードを早められます。
24時間即時入金対応含むファクタリング会社を利用する際の注意点
24時間即時入金対応含むファクタリング会社を利用する際の主な注意点は以下の5つです。
24時間受付でも審査や振込に対応できていない会社もあるので注意
公式に24時間受付に対応していると表明しているファクタリング会社でも、その後の審査や振込入金には対応していない業者も一定数いるので、安易に「即日入金できる」と判断しないよう注意して下さい。
その主な理由として、深夜や早朝に受ける申込は、その時間帯、減らされた数の待機スタッフで処理している可能性が高いためです。
コスト面から、会社としては深夜・早朝で受けた申込は、数少ないスタッフで処理するか、通常営業時間内で動いているスタッフで後に処理することで、経営のバランスを取っています。審査等に掛ける処理の時間が後になればなるほど入金処理も遅れます。
一方、メリットとして、前日深夜や早朝に申込することで、その日の通常時間帯で申込してきた方より早めに審査を受けられる可能性は高いです。
ファクタリング会社が24時間対応でも銀行が対応していない場合に注意
ファクタリング会社が24時間対応で即時の処理をしてくれていても、振込みを受付ける金融機関側でシステム的に即時入金に対応していなければ、入金処理が遅れるか、資金が手に入るのが翌日以降となる可能性もあるので注意が必要です。
もし早朝・夜間を含む24時間即日入金を希望しているなら、ファクタリング会社だけでなく、取引している金融機関の入金システムが対応しているか、事前に銀行等に確認しておきましょう。
月末期末等の繁忙期は即日入金ができないリスクが上がるので注意
月末や期末になると、一般的に企業の資金需要は上がります。会社の決済で支払いが一度に集中するためです。
ファクタリング会社も売掛金買取りを通じて企業の資金需要に対応しているので、月末や期末には支払いを控えた各社の申込や問い合わせが多くなるのが一般的です。
そうなると、ファクタリング会社のスタッフも人数的に全ての申込・問い合わせに対応できなくなり、審査の時間も通常より長期化することから、即時入金に対応できなくなるケースが増えてきます。
そのようなときに「急に資金が必要になった」と慌てて申込しても、業者としても対応しきれないので、審査や入金の遅れのリスクも上がってきます。
これに対する対策としては、できれば自社の資金繰りを早めに予想して、月末期末等に資金不足が見込まれるなら、月初から月半ばまでに売掛金を買取り依頼して、早めに資金調達しておくことです。
年末年始やGWに休業や時間短縮の業者には注意
即時入金を希望している会社や個人事業主にとって、年末年始やGW(ゴールデンウィーク)に休業や時間短縮を予定しているファクタリング会社には要注意です。
一般的には、売掛金の入金口座を管理している金融機関が年末年始を休むことから、ファクタリング会社もそれに合わせて年末年始(12月30日~1月3日)は休業している先が多くあります。
一方でGWは休まず営業しているファクタリング会社もありますが、GW中、働き方改革等でスタッフの一部を休ます必要があることから、営業時間を一部短縮していたりする業者もいます。
すると、いくら24時間体制で受付けしてくれても、GW中は少人数のスタッフで対応しているので審査や入金も遅れるリスクがあります。
対策としては、年末年始の前、特に12月は早めに申込して資金調達する、GW中の申込は避けて前後の営業日に申込するのが良いでしょう。
24時間即時入金対応でも審査なしを謳うヤミ金業者には注意
24時間即時入金対応を謳っていても、同時に「審査なし」をアピールしている業者には特に注意が必要です。違法取引を行っているヤミ金業者の可能性が極めて高いです。
健全なファクタリング会社なら必ず審査を行いますし、貸倒を防ぐには必ず事前審査が必要なので、審査がない業者はヤミ金以外存在しません。
ヤミ金と関係を持ってしまうと、途中でいきなり法外な手数料を請求されたり、通常のファクタリングでは発生しない保証人や担保を求めてきたりします。これはもはや正常なファクタリングでなく完全に違法な貸金行為です。
いくら緊急の資金が必要になったとしても、冷静さだけは保って、甘い条件で取引を誘ってくる違法業者とは関わらず、身近で即日入金にも対応してくれる健全なファクタリング会社に買取り依頼をしましょう。
まとめ
24時間即時入金の対応含むファクタリング会社を5社選んで詳しく紹介するとともに、即時入金できるファクタリング会社の利用のコツや注意点等を詳しく解説しました。
ファクタリング会社は資本力や社内体制、審査ノウハウ等が異なっているので、審査の厳しさも異なります。
審査の厳しさの違いは即日入金の早さにもつながってくるので、ファクタリングの利用で入金スピードを重視する利用者は審査に通りやすい業者を選ぶ必要があります。
申込したら誰でも通るファクタリング会社はありませんが、比較的審査が緩く即日入金に対応した業者は存在します。
ファクタリングの利用に当たり、この記事が読者の判断に役立てば幸いです。