対応している会社もありますが、国内取引と比較して条件が厳しく、対応できるファクタリング会社も限られています。
国際ファクタリング専門の会社や大手総合商社系のファクタリング会社では、海外債権を取り扱っています。ただし、対象国や売掛先の条件が厳格に設定されており、事前の詳細審査が必要です。
売掛先の信用調査が国内以上に重要になります。海外の信用情報機関や現地の調査機関を通じて、売掛先の財務状況や支払履歴を詳しく調べる必要があり、調査費用も発生します。
為替の問題もあります。外貨建ての売掛金の場合、為替変動により回収額が変動するリスクがあり、このリスクをどちらが負担するかを契約で明確にする必要があります。
輸出関係の企業や海外展開している企業向けのサービスとして提供されており、一般的な中小企業では利用機会は限定的です。